加味逍遙散料(かみしょうようさんりょう)【薬局製造販売医薬品】
加味逍遙散料(かみしょうようさんりょう)【薬局製造販売医薬品】
薬局製造販売医薬品をご購入のお客様へは、ご注文後に当薬局薬剤師から「医薬品の情報提供メール」をお送りいたしますので、ご確認の上、必ずご返信下さいますようお願い申し上げます。ご返信を確認しました時点で、ご注文の確定となります。
詳しくは煎じ薬(薬局製剤)ご購入の流れをご覧下さい。
加味逍遙散料は、「万病回春」を原典とする、体質虚弱な婦人で、肩こり、疲れやすい、精神不安等があり、ときに便秘傾向がある人の、冷え症や月経不順、更年期障害、血の道症に用いられる漢方薬です。
効能・効果
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
<効能・効果に関連する注意>
血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期などの女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
トウキ 3.0g
ビャクジュツ 3.0g
サイコ 3.0g
サンシシ 2.0g
ショウキョウ 1.0g
シャクヤク 3.0g
ブクリョウ 3.0g
ボタンピ 2.0g
カンゾウ 1.5g
ハッカ 1.0g
用法・用量
本品1包に、水約500mL を加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。
上記は大人の1日量です。
年齢 | 服用量 |
大人(15歳以上) | 上記の通り |
7歳から14歳 | 大人の2/3 |
4歳から6歳 | 大人の1/2 |
2歳から3歳 | 大人の1/3 |
2歳未満 | 大人の1/4以下 |
3か月未満 | 服用しないこと |
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください
生後3カ月未満の乳児。
相談すること
1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸の弱い人。
(4)高齢者。
(5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
むくみ
(7)次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
関係部位 | 症 状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
症状の名称 | 症 状 |
偽アルドステロン症、
ミオパチー |
手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。 |
腸間膜静脈硬化症 | 長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。 |
3.服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
下痢
4.1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
5.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります。)。
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。